すぐに本文を読む
i-kosodate.netロゴ
文字拡大・読み上げ
困ったときには
お知らせと更新
  預ける、利用する 子育てする 集う、参加する 知る、調べる プロになる
 
子育て関連情報
赤ちゃん


赤ちゃんのケアと気がかり

 はじめに

 目次

 本文


予防接種

乳幼児健診

乳幼児によくある病気

学校保健

「食育」ってなんだろう

子どもの事故予防に取り組む

日本小児保健協会発信情報Top
 
日本小児保健協会発信情報
赤ちゃんのケアと気がかり
   
目次へ  1. 赤ちゃんのスキンケア
1−1 頭と顔
   生後2〜3カ月頃までの赤ちゃんは、頭や顔の皮膚は脂肪の分泌が多いので、これがたまると黄色い脂漏というものになります。頭には、ふけのように付き、多いとかさぶたのようになります。まゆ毛や、ほおにもできることもあります。これが湿疹そのものではありません。これをそのままにしておくと、皮膚が荒れるのです。このようにかさぶたがつく前に、泣いたりミルクを飲んだりした後は、湿らせたガーゼで顔を拭くようにしましょう。お風呂のときは、石鹸やシャンプーを使ってやさしく洗いましょう。
 頭にかさぶたがついたときは、オリーブ油や白色ワセリンで柔らかくして、少しずつ洗い流しましょう。かさぶたの下や、まわりが赤くただれているときは、湿疹の薬をぬります。
  ▲Page Topへ
1−2 にきび
   赤ちゃんのほおに、赤いぶつぶつができると、湿疹と思って薬を塗ることがよくありますが、その中に新生児にきびというものがあります。これはホルモンの作用でできるものです。石けんで洗っているうちに治ります。
  ▲Page Topへ
1−3 おむつかぶれ
   便をした後、無理にお尻拭きでこすることを頻繁に行うと、その刺激でおしりが赤くなります。また、おむつをかえる回数が少ないと、アンモニアや便の成分によって、皮膚がただれます。おむつが汚れたら早めに交換しましょう。
  おむつを取りかえるときは、強くこすらず、ぬれたガーゼや脱脂綿でたたくようにして汚れを取ってください。なるべく、おしりふきは使わず、脱脂綿をお湯にひたしてしぼったものを作って使うか、お湯を洗剤の容器のようなものに入れて、おしりにかけて洗い流しするのがよいでしょう。よく乾いてからおむつをしてください。肛門の周りが少し赤いぐらいは心配ないので、無理にこすらないようにしてください。
  おむつかぶれができたときは、湿疹の軟膏をぬると良くなります。治りにくいおむつかぶれは、カビによる皮膚炎(カンジダ皮膚炎)のことがありますので、医師の診察を受けましょう。
  ▲Page Topへ
目次へ  2. 赤ちゃんの呼吸と鼻づまり
   1〜2カ月頃の赤ちゃんは、鼻の穴が小さく鼻の粘膜が敏感なので、ちょっとした気温の変化や空気の乾燥などの刺激で、よく鼻づまりを起こします。3カ月頃までは、口で呼吸することができないので、鼻がつまるとお乳を飲むとき苦しそうに見えたり、ちょっとむずがったりしますが、いつもそうでなければ心配ありません。
 鼻水がたまっているときは、赤ちゃん用のスポイトで吸い取ってもよいのですが、鼻の奥まで入れてはいけません。鼻の穴を刺激してくしゃみをさせると出ることもあります。鼻クソが固まっているときは、オリーブ油などを鼻の入り口に塗ってから、ピンセットや綿棒で取ります。また、寒い季節には、暖房で部屋が乾燥しないように加湿器を使うのもよいでしょう。 鼻づまりで、お乳の飲み減ったり、息苦しそうでなかなか眠らない状態が続くときは、医師の診察を受けてください。
  ▲Page Topへ
目次へ  3. 授乳
3−1 授乳時間の間隔
   母乳は3時間おきに飲まさなければいけないと思っているお母さんはいませんか。こういう考えは、昔ドイツで言われていましたが、いまはもっと自由に考えます。
  新生児のころは、生活にまだリズムができませんし、お母さんもまだ慣れていませんから、赤ちゃんのおなかがすいたと思ったら、母乳を吸わせてみればよいのです。
 そのうちに、どういうときお乳が欲しいのか見当がつくようになります。新生児の後半では、昼間は2時間半おきぐらいに欲しがります。
 満1カ月たつと、母乳の出かたがよくなってきますので、母乳を飲ませる間隔がだいたい決まってきます。3時間おきくらいとなり、2〜3カ月ごろには、昼夜のリズムができ、夜間は長時間寝るようになります。
  ▲Page Topへ
3−2 湯さましを飲まない
  入浴のあと必ず湯さましを飲まさなければいけないと思っているお母さんがいますが、そういうものではありません。母乳あるいはミルクを十分に飲んでいるならば、新生児では水分不足が起こることはありません。ことに暑い季節でなければ、水分を余分に欲しがらないものです。もちろん湯さましを与えていけないことはありませんが、いやがるのに無理に飲ませるのは行き過ぎです。飲ませてみて喜んで飲むようなら十分飲ませましょう。
  ▲Page Topへ
目次へ  4. 赤ちゃんの黄疸
   新生児は生後3〜4日すると皮膚が黄色くなってきますが、1週間から10日もたてば消えます。これは、生理的黄疸といって心配のない黄疸です。
 ところが、3〜4日ごろに出た黄疸がなかなか消えないで、1カ月ぐらい続くことがあります。これは母乳の赤ちゃんにみられ、人工栄養の赤ちゃんにはみられません。それで母乳黄疸といわれます。その理由は、母乳の中のホルモンが、赤ちゃんの肝臓の黄疸を消す働きを抑えるためといわれています。
 母乳黄疸は害がありませんから、そのまま母乳を続けて与えてよいのです。しかし、黄疸がだんだん強くなったり、便が白っぽいときには、新生児肝炎や胆道閉鎖症などの病気のことがありますから、診察を受けてください。
  なお、授乳中のお母さんが、みかんなどの柑橘類を毎日たくさん食べたり、オレンジジュースやトマトジュースを毎日飲んでいると、赤ちゃんの皮膚が黄色みがかることがあります。これは、みかんやトマトの中にあるカロチンという色素が、母乳を通じて赤ちゃんに摂取されるためです。黄疸ではありません。
  ▲Page Topへ
 
BackTopNext
   
月と潮のカレンダーへくらしの歳時記へ
ホーム
サイトについてリンク集サイトマップ問い合わせ
 
  Copyright 財団法人こども未来財団 All Rights Reserved.