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5.赤ちゃんの便 |
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5−1 赤ちゃんの便 |
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母乳栄養の便はタマゴの黄味のような色で回数が多く、軟便で、時には水様で下痢便のようなことがあります。また、便の回数が少くなくて、長くお腹に便がたまっていると、腸内で胆汁色素が酸化されて緑色となることがあります。 おむつについた便を放置しておくと、空気で酸化されて緑色になることもあります。
いずれも正常で、下痢や消化不良ではありません。 体重が順調に増えていることを確認すれば、まず心配ありません。
最近の粉ミルクは成分が母乳化されていますので、人工栄養でも回数が多かったり、緑色のことがありますが、これも心配ありません。
ただし、水様便で回数が多いのに緑便のときは、病気かもしれないので診察を受けてください。 |
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5−2 便が出にくい |
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母乳やミルクをよく飲み、体重が増えているのに、便が2日か3日おきになる赤ちゃんがいます。赤ちゃんがうまく力むことができないので、便が出にくいのです。おなかをさすってやるのもよいですが、肛門のまわりを親指で押すとか、マッサージをすると便通がつきます。
それでも便が出なくて苦しそうにするときは、綿棒に白色ワセリンやオリーブ油をつけ、綿棒の先が肛門に隠れるくらい入れ、のの字を書くように肛門を拡げます。その刺激で便がでます(こより浣腸)。こより浣腸は習慣にはなりません。砂糖湯や果汁を飲ませる前に試してみましょう。
離乳食を食べるようになると自然に治ります。 体重が増えないで、便が毎日ないというときは、母乳不足を疑います。
母乳不足のときは、いつまでもお乳を離さなかったり、飲んだあとに1時間ぐらいですぐ飲みたがったりします。
こんなときには、母乳のあとや、母乳と母乳の間に粉ミルクを飲ませてみればいいのですが、うまくいかないときは保健婦さんや医師に相談してみましょう。 |
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6.赤ちゃんのへそ |
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6−1 出べそ |
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1カ月ごろから、出べそ(臍ヘルニア)が目立ってくることがあります。これはおへそのまわりの筋肉がまだ弱いので、その間を通って腸が皮膚の下に出てくるためです。出べそをおさえると、グルグルッと音がして腸がおなかの中にもどります。
以前は、ばんそう膏や硬貨で押さえたのですが、大部分の出べそは1歳までには治ることがわかったので、いまは何もしないで経過をみます。 |
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6−2 おへそがじくじく |
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へそのおがきれいに取れたのに、そのあとがいつまでもじくじくと濡れていることがあります。おへその中を見るとあずきのような赤い肉が出ています。これを臍肉芽腫といいます。この赤い肉を取ってしまわないと治らないので診察を受けてください。特別のピンセットで挟んで取るか、絹糸で縛って取るかします。
おへその中でなく、まわりが赤くただれていることがありますが、これは皮膚がただれたのです。軟膏を塗って、こすれないようにガーゼを当てておきます。 |
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7.乳を吐く |
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7−1 乳を吐く(溢乳) |
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新生児(生後1カ月まで)が乳を吐くのは、いきおいよく吐くのではなくだらだら吐くことが多いのです。これを溢乳といいます。まだ、胃の入り口のしまりがしっかりしていないのであふれ出るのです。吐いたあと平気な顔をして、体重も順調に増えていれば心配はありません。 吐く回数が増えて体重の増加も悪いようなら、診察を受けてください。
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7−2 乳を何回も吐く |
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生後1カ月近くなって、吐く回数が増え、体重の増えが悪くなったり、逆に減ってきたときは要注意です。先天性肥厚性幽門狭窄症という病気のことがあります。幽門というのは胃から十二指腸へ移るところで、ここの壁が厚くなり、胃の内容が通過しにくくなるので、吐きやすくなります。先天性といっても生まれてすぐからひどく吐くのではなく、生後2〜3週ごろから吐く回数が増えてきます。そして、噴水のように勢いよく吐きます。吐いて体重の増え方が悪いときは、診察を受けましょう。
軽いものは薬を飲ませることでよくなってきますが、程度が強いときは手術が必要になります。 |
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8.女の子の赤ちゃん |
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8−1 女の赤ちゃんのおりもの |
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生後まもなく、女の赤ちゃんの外陰部から血が混ざったおりものが出ることがあります。これは、お母さんのホルモンの作用によるもので、2−3日のうちに自然に止まります。心配ありません。 |
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8−2 膣からでている皮膚のひだ |
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膣から皮膚のひだが出ていることがあります。これは処女膜がでているもので、大きくなるにつれて自然と消失していきます。心配する必要はありません。 |
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