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予防接種


予防接種をどう考えるのか?

予防接種の目次へ 予防接種は子どもたちを
感染症から守ります
   予防接種は、子どもたちを感染症から守るために行われます。しかしある程度接種が普及して感染症が減ってくると、感染症への関心が薄れ、ワクチンの副作用に人々の目が向くようになります。そのため接種率が低下し、予防接種でほぼ確実に防げる病気にかかって苦しむ子どもが後を断ちません。
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予防接種の目次へ 日本では毎年約50人の子どもたちが
麻しんで亡くなっていました
   麻しん(はしか)がその代表的な例で、2000年までの過去10年間でも、年に20〜30万人が感染し、 報告されただけで約50人の子どもが亡くなっていました。2001年には全国的に麻しんが流行し、報告患者数は3万3,000人余り、推定では29万人が罹患しました。 さらに世界に目を向けると、発展途上国を中心に毎年5,000万人が感染し、そのうち100万人以上が亡くなっています。 一方、米国のように国をあげて予防接種に取り組んだ結果、ほぼ国内から麻しんを駆逐した国もあります。
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予防接種の目次へ 国をあげて接種率の向上をはかる
努力を続けて行かなくてはなりません
   こうした状況を背景に、わが国では2001年から医師会、小児科関連学会そして行政をあげて麻しん予防接種率向上のための運動が推進されています。 その結果、過去70%台にとどまっていた2歳児の接種率は、2003年には80%台まで上昇し、2005年の報告患者数は600人以下まで減少しています。しかし、麻しんに罹りやすい1歳代の接種率は60%台で、2歳台の接種率をしても米国のように麻しんを駆除するための接種率にはまだまだ不十分です。 今後も国をあげて接種率の向上をはかる努力を続けて行かなくてはなりません。
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予防接種の目次へ 接種を受ける利益と不利益を
冷静に比較しましょう
   私たち医療従事者は、身近で麻しんをはじめ予防接種で防ぐことのできる感染症の子どもをたくさんみます。 マスコミは予防接種で事故が起きた場合は大々的に報じますが、予防接種で予防可能な感染症の重症例や亡くなった子どもについては報道しません。 予防接種を受けることによる、利益と不利益を冷静に比較して報道してほしいものです。
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予防接種の目次へ 受ける・受けないの判断は親が行います
   日本の予防接種法は、平成6年に「最近における伝染病の発生状況医学医術の進歩、予防接種に関する国民の意識の変化などをふまえ、予防接種の対象疾患、実施方法などを改めるとともに、予防接種による健康被害について救済措置の充実を図るため、所要の改正を行う」として、改正されました。

 これにより予防接種は「受けなければならない」とする義務接種から、「受けるよう努めなければならない」とする努力義務となり、個人の意志を反映できるようになりました。また、罰則規定も廃止されました。医療従事者は、今まで以上に予防接種の重要性を強調して説明し、保護者の方々にその意義をご理解いただくことが必要と考えています。
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