なるべくこのスケジュールにそって接種するのが理想ですが、子どもはよく風邪をひくし、お母さんたちも忙しく、なかなかこの通りにはいかないものです。複数回の接種が必要なワクチンも、少々間が開いてしまっても大丈夫ですから、杓子定規でとらえずに、なるべく早く打つよう心がけることをおすすめします。またDPT三種混合ワクチンなどは、回数が合えばよいとされています。
また任意接種のため有料になりますが、水痘(水ぼうそう)、おたふくかぜのワクチンも集団生活が始まる前に終えておきたいものです。MMR新三種混合ワクチン(麻疹、風疹、おたふくかぜ)の中止以後、風疹、おたふくかぜのワクチン接種率が大きく落ち込んでおり、流行が懸念されます。また、インフルエンザワクチンは、毎年10月下旬には次の流行を予測してワクチンがつくられますので、特に集団生活をする6か月以上の乳幼児は、流行する前に接種しておいたほうがよいでしょう。
最終的に、どの予防接種をいつ受けるかについては、普段から子どもを診ていて、健康状態をよく知っている“かかりつけ医”と相談しながら決めるのがよいでしょう。
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