新暦=太陽暦…太陽の運行周期をもとにし、一年を365日と定めた暦。太陽の周期は365.2422日で、誤差は4年に1度の閏日(うるうび)で調整している。国際的に使われている現行の暦は「グレゴリウス暦」とも呼ばれ、古代ローマでユリウス・カエサル(シーザー)が制定した「ユリウス暦」を、16世紀に、ローマ教皇のグレゴリウス13世が改定したもの。
旧暦=太陰太陽暦…月(太陰)の運行周期をもとにし、一ヶ月を29日あるいは30日と定め、太陽の運行周期との誤差も加味した暦。月の周期は約29.5日。12ヶ月では354日前後になり、太陽の運行周期(約365日)に比べ10日余り少ないため、約19年間に7回、閏月(うるうづき)を一ヶ月追加し調整している。古代中国で発祥した太陰太陽暦は日本に伝わり、長く公用された。
※ちなみに、イスラム暦(太陰暦)も月の運行周期による暦だが、太陽の運行周期に対する調整はされていない。
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