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胎児の状態|妊娠4カ月|コミュニケーション
 
■子宮の大きさ/子どもの頭大(妊娠15週末)
おなかが少しふっくらします
 妊娠15週末の子宮は、ちょうど子どもの頭ぐらいの大きさになります。子宮が大きくなってくると、これまで恥骨(ちこつ)の陰になっていたものがおへその下あたりまで大分上がってきますから、ママのおなかは、外から見ても「妊娠かな?」と思うぐらいに少しふっくらしてきます。
   
   
胎盤が完成します
 妊娠12週ごろには、胎盤(たいばん)が完成します。これで流産の心配はかなり少なくなります。
 妊娠直後から、胎芽(たいが)を取り巻く絨毛という細かい根のような組織が、子宮内膜に少しずつ根を張りはじめます。この絨毛(じゅうもう)組織がさらに増殖して、ひとつの器官になったのが「胎盤」です。
 胎盤には、胎児につながる臍帯(さいたい/へその緒)がついていて、母体と胎児をつなぐ連絡通路の役割を果たします。母体のほうから2本の血管(子宮静脈・動脈)が胎盤に届き、胎児からは臍帯の中を通る3本の血管(臍動脈2本・臍静脈1本)によって、胎盤につながっています。
 胎盤が完成すると、臍静脈を通してママから赤ちゃんへ酸素や栄養が運ばれます。赤ちゃんからは臍動脈を通して、二酸化炭素や不要な老廃物などがママに送り返されます。また、胎盤は、赤ちゃんにとって有害な物質が入らないように防ぐフィルターの働きもしています。さらに、胎盤からはいろいろなホルモンが分泌され、妊娠を維持し、胎児の成長を促し、出産や産後の授乳の準備を整えるなど、重要な働きをします。
 

臍帯(へその緒)を通じて、栄養や老廃物が
やりとりされます。
   
つわりが終わり食欲が出ます
 つわりで食べられなかった人も食欲が出てきます。この機会に、「妊娠中の食事」の大切さについて考えてみましょう。
 妊娠前よりたくさん食べたり、赤ちゃんの分と2人分食べる必要はありません。赤ちゃんは、ママの栄養状況が極端に悪くない限り、自分の成長と発達に必要な栄養を、母体からきちんと吸収します。
 それに、妊娠中の太りすぎはいろいろなトラブルの元になります。量より質を心がけて、栄養バランスのよい食事をとるようにします。
 妊娠中の食生活をきちんとすると、母体の健康はもちろん、おなかの赤ちゃんの「胎内肥満」を防ぎます。妊娠中から自分できちんと食事作りをしていると、出産後におっぱい哺育(母乳育児)をする時も、離乳食を作る時も、自然に手作りができるでしょう。栄養バランスやカロリーの知識を役立てることもできますね。
 市販のテキストを活用したり、通院している病院の母親教室などに積極的に参加して、妊娠中の食事の注意を学びましょう。
   
   


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