枝豆は大豆になる前の
豆を若採りしたもので、枝つきのままゆでて食べるので、枝豆と呼ばれます。今は冷凍品が一年中出回っていますが、やはり旬のものは香りも甘味もひと味違います。大豆と同様に良質のたんぱく質を含み、大豆にはないビタミンA(カロチン)、Cたっぷりなのが特徴。ほかにビタミンB1、カルシウム、食物繊維も多く、夏バテを防ぎ、体調を整える働きがあります。
枝豆を使った名物は仙台のずんだもち。枝豆をすりつぶした「じんだ」に砂糖や塩を混ぜ、つきたてのもちをあえたもので、「じんだ」がなまって「ずんだ」になったとか、豆を打つから「ずんだ」と呼ばれたなどの説があります。
さやの張った緑色のものが良品で、黄ばんだものは堅めで風味も落ちます。山形県のだだちゃ豆、新潟県の茶豆などの品種が有名。黒大豆(黒豆)の枝豆もあります。