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身長・体重のめやす
男の子は身長が57〜66.5cm、体重は5.1〜8.0kgぐらいに発育してきます。女の子は身長が56〜65cm、体重は4.6〜7.4kgぐらいになってくるでしょう。
生後3カ月頃までの赤ちゃんの身体発育のスピードはとても早く、とくに体重は生まれた時の約2倍にもなって、ほっぺたはふっくらとして、細かった腕や足にも皮下脂肪がつき、体つき全体がまるまるとしてきます。また、あやすとニッコリ笑って応えるようになるなど表情が豊かになり、かわいらしさが一段と増す時期です。
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そろそろ首がすわってきます
3カ月頃(ゆっくりの赤ちゃんは4〜5カ月頃)になると、自分の頭を支えられるようになり、首の動きをコントロールできる赤ちゃんが多くなってきます。これが「首がすわる」ということです。
赤ちゃんの場合、発育は身長、体重の増加など体の成長を指し、発達は体のいろいろな機能面での成熟を意味します。
とくに乳児期の赤ちゃんでは、運動発達は同時に脳の発達の目安にもなります。また、赤ちゃんの運動発達は、首がすわる→おすわりができる→一人で立てる、というように、上半身から下半身へと発達していきますから、首がすわるかどうかは、発達全体を見る第一段階として、非常に重要なポイントになります。このため、ほとんどの市町村では3〜4カ月頃に乳児健診を実施して、首すわりを中心に赤ちゃんの発育と発達をチェックします。
首がすわったかどうかをチェックするポイントは以下の通りです。
★腹ばいにするとひじをついて腕を突っ張りながら、頭と肩を持ち上げ、首を左右や上下に動かすことができる。
★あお向けで寝ている状態から赤ちゃんの両手を握って体を引き起こすと、途中から頭が体と一緒についてくる。
ただし、健診で「首がすわっています」といわれても、生後5カ月頃までは立て抱きにすると時々カクンと首が前後に倒れて、ママをびっくりさせることがあります。ある日突然に首が完全にすわるわけではないので、立て抱きにする時は赤ちゃんの顔をママの肩や胸に当て、片手で赤ちゃんの後頭部を支えて抱くようにしましょう。
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腹ばいでひじをつくと、腕をつっぱって 頭を持ち上げるように。
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手を使うことに関心が出てきます
首がすわってくると、音のするほうや目に入る物のほうへ顔を向けることができるようになると同時に、脳の神経回路も目覚ましく発達してきて、たとえば興味のある物を見ると「見た情報が脳に届く→脳が位置を認知する→手を出すかどうか判断する→脳が運動の指示を出す」という一連の動きをするようになります。これを「視覚接近運動」といいますが、簡単にいうと、たとえば赤ちゃんがそばにあるガラガラなどの玩具に手を出し、握って口に入れること!
とくに自分の手はそばにある一番の玩具なので、しげしげと眺めたり、こぶしにして口に入れたり、指を吸ったりするようになります。
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