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赤ちゃんの発育・発達|生後10カ月|お世話
 
背中や腰の痛みが強い時は骨の健康チェックを
 背中や腰の痛みが強い場合、ときには、骨の密度が低くなってスカスカになる「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」の症状のことがあります。
 妊娠中は骨が弱くなる心配はほとんどないのですが、心配なのは、産後、とくに母乳育児中のママです。妊娠後期には、1日約150mgのカルシウムが母体から赤ちゃんに移行しますが、授乳中は母乳を通して1日約220〜250mgのカルシウムが赤ちゃんに移行します。また、女性にはもともと、エストロゲンという骨を丈夫にするためのホルモンが備っているのですが、授乳中は、母乳を作るホルモンの影響でエストロゲンの分泌が抑えられます。
 ただし、母乳にはとてもよくできたしくみがあります。母乳に含まれる副甲状腺ホルモン関連ホルモンというホルモンが、赤ちゃんの血液中のカルシウムを維持する働きをしているからです。ママのカルシウムがどんどん赤ちゃんに運ばれて、ママの骨がボロボロになってしまうのを防いでいるのです。
 とはいえ、母乳育児中のママだけでなく、ミルクのママも、毎日の食事をおろそかにしたり、無理なダイエットをしていたり、運動不足だったりすると、ママの骨は弱くなっているかもしれません。なかには「骨粗鬆症」になりかかっているママもいるかもしれません。
 背中や腰の痛みが強いと、骨粗鬆症の症状のことがあります。気になるママは一度「骨密度検査」を受けてみるといいですね。骨密度検査は、骨の丈夫さをみる検査で、地域によっては保健所で調べてもらえます。また、整形外科の他、産婦人科で調べてくれる場合もあります。
 
授乳中は母乳を通してカルシウムが
赤ちゃんに運ばれます。
   
乳房を赤ちゃんからパパへ返す時期です
 離乳食が軌道にのってくると、母乳育児に精を出してきたママも、そろそろ断乳(卒乳と呼ぶ場合もあります)の時期です。赤ちゃんは、舌と歯ぐきと軟口蓋(なんこうがい)でママの乳頭をしごきながら、母乳を飲みます。でも、成長に伴い、母乳の占める割合が減ってくると、この「しごき」ができにくくなって、母乳を卒業していくのです。
 ママ自身も、赤ちゃんに乳房を吸われる快感は性的な快感につながり、精神安定剤の働きをするといわれています。でも、ママのほうも、パパに刺激される快感が恋しくなっているかもしれません。そろそろ、赤ちゃんからパパへ乳房を返す時期ではないでしょうか。
 ただし、卒乳準備のために授乳回数を減らした後も、しばらくの間は性的な興奮で母乳がピュッと出ることがあります。これはママの性的な興奮が、母乳を射出するホルモンを分泌させるためなので、パパもママもびっくりしないでください。断乳後はじきになくなります。
   
   


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