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■アレルゲンとは?
アレルギー症状を引き起こす原因物質のこと。体内に免疫グロブリンE(IgE)という抗体をもつ人は、特定の物質(食品、ハウスダスト、花粉、カビなど)が体内に入ったり、接触すると過剰に反応して、じんましんや嘔吐、呼吸困難などのアレルギー症状を起こします。
■5大アレルゲン
卵、牛乳、小麦
-----日本人に多い
そば、落花生
-----強い症状をおこす
食品衛生法により、5大アレルゲンを含む食品は、その表示が義務づけられています。
アレルギーがある場合は加工品にも注意して、材料からは除いて作るようにしましょう。
■小麦粉アレルギー
5大アレルゲンのひとつである小麦は、料理に用いる薄力粉をはじめ、パン類、麺類、醤油、味噌などにも含まれています。片栗粉やコーンスターチ、低アレルギー小麦を使った食品で代用することもできます。その場合は、様子をよくみながら食べさせます。
■食物アレルギー
食物アレルギーは全員におこるわけではありませんが、さまざまな食品に初めて出合う、3歳までの乳幼児に多くみられます。それはまだ消化器官の働きや免疫機能が不十分であるため。最初は、様子をみながら、ゆっくり食べさせてあげることが大切です。
もしかゆみやじんましんがあったり、いやがって吐き出したら、無理に食べさせずに、主治医に相談してみるのがよいでしょう。
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■薄力粉
小麦胚芽をひいて作られる小麦粉の一種です。小麦粉の中では最もたんぱく質が少なく、サクっと軽い仕上がりになります。小麦粉には他に、硬質小麦から作られる強力粉、胚芽だけでなく小麦まるごとをひいて作られる全粒粉があります。
全粒粉はミネラルや食物繊維が豊富です。薄力粉や強力粉と混ぜて使うとおいしく利用できます。
■強力粉
硬質小麦を挽いたもので、粘りを出すグルテニンを多く含みます。パンやニョッキなどコシを出すメニューに向き、粒子が粗いので打ち粉にも使われます。
■白玉粉
水に浸したもち米を細かくひいて水にさらし、乾燥させたもの。小さな固まり状の粉なので、水を加えてほぐして使います。もちっとした歯ごたえや、なめらかな口あたりが特徴です。
■きびの砂糖
さとうきびから作られ、糖蜜分を含んだ自然な甘さが特徴。白砂糖に比べてうす茶色でミネラル分の多い砂糖です。おやつには自然な色、甘さの砂糖を使いたいもの。
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■味覚を育てる
味覚を育てるには、いろいろな食品に慣れさせるとともに、薄味で、素材の風味を生かす工夫が必要です。
■強い甘味は控える
3歳未満の子どもには、キャンディーやチョコレートなどは食べさせないようにします。乳児の味覚はまだ未発達なので、強い甘みが発達の妨げとなり、甘党の子どもを作ったり、好き嫌いを生むことになるからです。
■あごの発育
離乳を終えた1歳から3歳は、嗜好や、味覚、あごの発達を形成していく、最も大切な時期です。栄養バランスに気をつけて、何でも上手に食べられるようトレーニングしていきましょう。
3歳頃には、20本の歯がそろいます。この時期に良く噛んで食べることで、あごの発育が促されます。
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