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くらしの歳時記、季節を楽しむ
暦について知る/ 季節の行事、季節の言葉

月と潮のカレンダー
2003
9月 長月(ながつき)Nagatsuki/September
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中潮 今夜の月
二百十日
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中潮 今夜の月
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小潮 今夜の月
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小潮 今夜の月
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小潮 今夜の月
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長潮 今夜の月
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若潮 今夜の月
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中潮 今夜の月
白露
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中潮 今夜の月
重陽
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中潮 今夜の月
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大潮 今夜の月
十五夜
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大潮 今夜の月
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大潮 今夜の月
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大潮 今夜の月
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中潮 今夜の月
敬老の日
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中潮 今夜の月
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中潮 今夜の月
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小潮 今夜の月
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小潮 今夜の月
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小潮 今夜の月
彼岸入り
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長潮 今夜の月
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若潮 今夜の月
社日
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中潮 今夜の月
秋分の日
彼岸の中日
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中潮 今夜の月
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中潮 今夜の月
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大潮 今夜の月
彼岸明け
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大潮 今夜の月
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大潮 今夜の月
29
大潮 今夜の月
30
中潮 今夜の月




※潮名は関東地区の潮時データを基にした目安。
地区により異なる。海上保安庁「潮時表」参照。
※月齢は、毎日午後9時における値。丸善「理科年表2003」参照。
満月 満月 半月 半月 半月 新月 新月

くらしの歳時記 季節を楽しむ

人は自然や宇宙と深いつながりがある、
そういう思いの上に作成されてきた、
i−子育てネットの「月と潮のカレンダー」
今年、i−子育てネットからの提案は、
「季節感を楽しむくらし」。

四季折り折り、季節の行事を家族で取り入れ、
昔からのいわれや、こよみの言葉の意味を知り、和の心にふれる。
そういう体験の蓄積は、子どもたちの感性の発達を促し、
将来かならず、豊かな思い出、すてきな原風景となって
子どもたちの心の中に残ることでしょう。
i−子育てネット独自の「くらし歳時記」として、テーマを選りすぐり、
お伝えしたい内容をコンパクトにまとめました。
どうぞ、ご家族全員でお役立て下さい。



風景
季節のギャラリー
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9月

お月見(おつきみ)


大気が澄みわたる秋は、月が美しく見える季節です。昔からこの時期には、すすき(薄)を飾り、団子や秋の収穫物(里芋、豆・栗など)を供え、お月見が行われてきました。中でも旧暦8月15日、十五夜※(じゅうごや)の月は「仲秋の名月※(ちゅうしゅうのめいげつ)」と呼ばれ、格別に美しい月として好まれました。 また、旧暦9月13日、十三夜(じゅうさんや)の月も「後の名月(のちのめいげつ)」と呼ばれ、十五夜についで美しい名月とされました。
昔の人は、十五夜と十三夜のどちらか一方だけの観月を、「片見月(かたみづき)は縁起が悪い」として嫌い、二度の月見を良しとしました。
「仲秋(十五夜)のお月見」の起源は古く、平安時代に中国より伝わったとされ、嵯峨天皇が離宮(現在の大覚寺)に作らせた池に舟を浮かべ「池に映る月を観賞」したことが伝えられています。この京都「大沢池(おおさわのいけ)」の観月会は現代にまで受けつがれており、奈良「猿沢の池」、大津「石山寺」と並び、日本三大名月の地として知られています。
今年(2003年)の十五夜は9月11日、十三夜は10月8日。この両夜、子どもと一緒にゆったりと秋の夜の名月を眺めながら、月の神秘や宇宙に思いを馳せてみてはいかがでしょう。


十五夜、十三夜の月とは…「十五夜の月」とは、特に旧暦8月15日の月のことで「仲秋の月」とも言うが、旧暦ではまた、毎月15日の月のことも「十五夜の月」という。「十三夜の月」も同様。つまり、約30日の月の周期を元につくられている旧暦では、毎月、日々満ち欠けをくり返す月に、朔(さく=新月)から始まって、十三夜、十四夜、十五夜などと続き、三十日月(みそかづき)までの名前が付けられている。

仲秋の名月…仲秋の名月とは、秋を「初秋」「仲秋」「晩秋」と分けたことに由来する呼び名。

月の満ち欠けによる「風雅な月の呼び名」については、こちらへ


季節の素材季節のおやつ食の一口知識手作りへ
ハーブティー療法 / 今月のレシピ



その他の歳時・行事

二百十日(にひゃくとおか)台風
二百十日とは、立春から数えて二百十日目(9月1日頃)で、昔は台風が起きやすい日とされた(二百二十日目・9月11日頃も同様)。雑節のひとつ。実際、大型台風の襲来は9月に多い。ちなみに、この頃に吹く強風(台風も含めて)を「野分(のわき)」と呼ぶ。また、二百十日頃に台風よけの祈願として行われてきた祭りに、富山の「おわら風の盆」がある。

重陽の節句(ちょうようのせっく)
9月9日に行われる「菊の節句」。五節句のひとつ。中国では、奇数を「陽数」といい、陽数の極みの9が重なる9月9日を「重陽」と呼び、特別にめでたい日とした。中国に習い日本でもこの日、菊の花で邪気を払い、菊の香のお酒で長寿を祈る行事が行われた。本来は旧暦9月9日(10月4日頃)の行事。一般には「くにち(お九日)」「くんち」と呼ばれる秋の収穫祭も行われ、その代表的なものに「長崎くんち」がある。

秋の七草(あきのななくさ)
秋の野に咲く代表的な7種の草花。はぎ(萩)、すすき(薄)、くず(葛)、なでしこ(撫子)、おみなえし(女郎花)、ふじばかま(藤袴)、ききょう(桔梗)の7種で、山上億良(やまのうえのおくら)が「万葉集」で詠んだ歌から定着したという。春の七草(七草粥へ)が食べて楽しむのに対し、秋の七草は、その儚い(はかない)風情を見て楽しむもの。ただし、葛の根は葛粉に加工されたり、薬としても用いられている。

お彼岸(おひがん)
秋分春分)の日を 中心に前後3日をあわせた7日間のこと。
詳しくは3月へ



暦について/ 季節の言葉、季節の行事
旧暦と新暦二十四節気雑節五節句



 参考文献
「親子のふれあい歳時記」 くもん子ども研究所(編) くもん出版
「暮しに生きる日本のしきたり」 丹野顯(著) 講談社
「現代歳時記」 金子兜太 黒田杏子 夏石番矢(編) 成星出版
「日本人のしきたり」 飯倉晴武(編) 青春出版社
「日本の年中行事百科」 岩井宏實(監) 河出書房新社
「日本人の『言い伝え』ものしり辞典」 矢沢永一(監) 大和出版
「伝えておきたい日本の伝統・季節の慣習」 山蔭基央(著)マネジメント社
「文化としての暦」 佐藤 幸治(著) 創言社
「日本を知る105章」 コロナ・ブックス編集部(編) 平凡社
「草木花歳時記4卷(春、夏、秋、冬)」 八尋洲東(編) 朝日新聞社
「日本の風習」 武光誠(著) 青春出版社
「年中行事を『科学』する」 永田久(著) 日本経済新聞社


<企画・編集・デザイン・撮影> CUA GIA


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