i - 子育てネットでは、
薬効と香りのある草、ハーブをお茶として活用する療法を、
毎月テーマを決めてご紹介します。
子どもから大人まで、
家族みんなで楽しみながら、
「病気予防・健康維持・体質改善」「美容効果」などに
毎月のブレンドレシピを、どうぞお役立て下さい。
ハーブティーの作り方へ
レシピ・監修
ハーバルセラピスト 高巻 里奈
まもなく花粉症の人にとって辛い春が訪れます。またアトピー性皮膚炎も、花粉や埃が舞いやすい春先に症状が悪化する場合が多いと言われています。長く続くアレルギー症状の軽減・予防には、花粉が飛び始める2週間以上前からの対策がおすすめです。1月中旬頃から一日数回飲みはじめ、様子をみながら継続していくのがよいでしょう。 |
●炎症にはハーブで湿布を |
ハーブティーは、お茶だけでなく湿布にも使えます。花粉症などで目の回りの炎症がひどい場合は、マロウブルーのハーブを5分程浸したお茶を作り、体温くらいの温度まで冷めたらコットンなどで湿布します。炎症がおさまり、赤みや痒みが和らぎます。 |
花粉症対策に(大人/子ども)
(ベース) |
ペパーミント/スペアミント(清涼感で呼吸を楽に) 3歳以下/カモミールで代用 |
+ |
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ネトル |
(抗アレルギー、血液浄化) |
ユーカリ |
(呼吸器系の炎症を抑える)3歳以下/除く |
エルダー |
(抗アレルギー作用) |
マロウブルー |
(粘膜の炎症を抑える) |
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アトピー対策に(大人/子ども)
(ベース) |
カモミール |
(消炎作用) |
+ |
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ネトル |
(抗アレルギー、血液浄化) |
バードック |
(体質改善作用)3歳以下/除く |
ローズヒップ |
(ビタミンCの補給) |
ダンディライオン |
(肝機能の強化)3歳以下/除く |
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ベースのハーブは、味がしっかりとしているので単品でもOKです。症状と好みに合わせて数種類をブレンドするのがおすすめです。このレシピは一例ですので、お店で相談して、お好みのブレンドでもお楽しみ下さい。 |
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3歳以下の子どもには、やさしいハーブを少量使うのが基本です。ミント系は避けて、きびの砂糖(原料はさとうきび)やてんさい糖(原料は砂糖大根)などで甘味をプラスして飲みやすくするとよいでしょう。 |
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どのような植物の成分も一部の人にアレルギーを生じる可能性があります。また妊娠中や治療を受けている方などは、自己診断せずに、事前に医者やハーブの専門家に相談してください。
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