i - 子育てネットでは、
薬効と香りのある草、ハーブをお茶として活用する療法を、
毎月テーマを決めてご紹介します。
子どもから大人まで、
家族みんなで楽しみながら、
「病気予防・健康維持・体質改善」「美容効果」などに
毎月のブレンドレシピを、どうぞお役立て下さい。
ハーブティーの作り方へ
レシピ・監修
ハーバルセラピスト 高巻 里奈
最近多い相談に「寝つけない」「何度も目が覚める」「熟睡感がない」というものから「とにかく眠れない」という重度のものまで、睡眠に関する悩みがあります。こういった悩みは広く“不眠”と認識されていますが、重度の睡眠障害であれば病気の前兆の場合もありますので、病院などでしっかりと検査をする必要があります。
そこで今月は、軽い不眠や、特に病的な要因が関係していない不眠の方に効果的なハーブティーのブレンドをご紹介いたします。
また子どもの場合は通常、夜になると疲れてぐっすり寝てしまうもの。もしも不眠というような状態で心配しているならば、自己判断するのではなく、一度診察を受けさせた方がよいでしょう。
|
●ハーブティー以外の不眠対策 |
|
---- 入浴や就寝時に ---- |
|
筋肉や精神の緊張をゆるめるために、就寝前の低温入浴(40℃以下)が効果的です。その際にハーブを小さな布袋(ティーバック状の)などに入れて入浴剤として使用したり、アロマテラピー用のエッセンシャルオイルを浴槽に数滴垂らすとよいでしょう。
就寝時にもハーブやエッセンシャルオイルを利用できます。ハーブを布などで包んで枕元に置いたり、エッセンシャルオイルをティッシュに垂らして枕元に置いたり、枕カバーの中に入れて使用することができます。詳しくは、下記をごらん下さい。
|
ハーブティーの不眠対策に(大人)
(ベース) |
カモミール |
|
( |
リラックス作用、身体を温める) |
+ |
パッションフラワー |
|
( |
鎮静作用、精神安定作用) |
マジョラム |
|
( |
筋肉の緊張を緩和) |
リンデン |
|
( |
リラックス作用、 神経系の緊張の緩和) |
レモンバーム |
|
( |
リラックス作用、 神経系の緊張の緩和) |
バレリアン |
|
( |
鎮静作用、精神・筋肉の緊張を緩和) |
|
* |
バレリアンは香りが強烈で不眠に対して特に効果が高いので、ブレンドする際はごく少量から始めて、自分の適量を探していくのがよいでしょう。安全のため、多量・長期の摂取に注意します。 |
|
|
* |
ベースのハーブは、味がしっかりとしているので単品でもOKです。症状と好みに合わせて数種類をブレンドするのがおすすめです。このレシピは一例ですので、お店で相談して、お好みのブレンドでもお楽しみ下さい。 |
* |
どのような植物の成分も一部の人にアレルギーを生じる可能性があります。また妊娠中や治療を受けている方などは、自己診断せずに、事前に医者やハーブの専門家に相談してください。 |
|
|