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くらしの歳時記、季節を楽しむ
暦について知る/ 季節の言葉、季節の行事

月と潮のカレンダー
2006
1月  睦月(むつき)Mutsuki/January
2月へ  
1月の満月は14日、新月は29日です
1
大潮
元日
2
中潮
振替休日
3
中潮
4
中潮
5
中潮
小寒
6
小潮
7
小潮 半月
七草の日
8
小潮
9
長潮
成人の日
10
若潮
11
中潮
鏡開き
12
中潮
13
大潮
14
大潮 満月
15
大潮
16
大潮
17
中潮
土用
18
中潮
19
中潮
20
中潮
大寒
21
小潮
22
小潮
23
小潮 半月
24
長潮
25
若潮
26
中潮
27
中潮
28
大潮
29
大潮 新月
30
大潮
31
中潮

 

 

 

 
※潮名は関東地区の潮時データを基にした目安。
地区により異なる。海上保安庁「潮時表」参照。
※月齢は、毎日午後9時における値。丸善「理科年表2006」参照。
満月 満月 半月 半月 半月 新月 新月



くらしの歳時記 季節を楽しむ

人は自然や宇宙と深いつながりがある、
そういう思いの上に作成されてきた、
i−子育てネットの「月と潮のカレンダー」
今年、i−子育てネットからの提案は、
「季節感を楽しむくらし」。

四季折り折り、季節の行事を家族で取り入れ、
昔からのいわれや、こよみの言葉の意味を知り、和の心にふれる。
そういう体験の蓄積は、子どもたちの感性の発達を促し、
将来かならず、豊かな思い出、すてきな原風景となって
子どもたちの心の中に残ることでしょう。
i−子育てネット独自の「くらし歳時記」として、テーマを選りすぐり、
お伝えしたい内容をコンパクトにまとめました。
どうぞ、ご家族全員でお役立て下さい。




季節のギャラリー
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1月

七草粥(ななくさがゆ)


1月7日、正月7日の朝に、無病息災を願って七種の若菜を刻み入れた「七草粥」を味わう行事が、何百年もの昔より伝えられています。
七草とはセリナズナ(ペンペン草)、ゴギョウ(ハハコ草)、ハコベラ(ハコベ)、ホトケノザスズナ(かぶの葉)、スズシロ(大根の葉)。万葉集には七草の若菜摘みが詠われて、平安時代に七草粥が宮中の儀式となり、江戸時代になって広く行われるようになった(※)といわれます。旬の若菜を取り揃えた七草粥は正月のごちそうであり、昔は、寒い時期に芽吹く若菜の生命力が邪気を払うと、信じられていたそうです。
最近は、七草をまとめたセットなども見かけますが、手に入る範囲で組み合わせてもよいでしょう。消化のよいお粥は、この時期に疲れぎみの胃腸をいたわります。お正月も終わりに近づく7日の朝に、家族みんなでその年の健康を願いながら、七草粥を味わう。真白い粥に若菜の緑が目にも鮮やかで、年始にふさわしい行事となることでしょう。

七草の日は、江戸時代に五節句のひとつに制定された。人日の節句(じんじつのせっく)ともいわれる。


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ハーブティー療法 / 今月のレシピ



その他の歳時・行事

お正月
新年のお祝い。五穀豊穣(ごこくほうじょう)と子孫繁栄を司る年神(としがみ)を迎える儀礼でもある。新年を迎え「年をとる」とは、新しい魂を神から授かり、生命を蘇らせるという意味もある。

鏡開き
正月11日頃、鏡餅を神前から下げて割り、雑煮や汁粉にして食べる行事。縁起を担ぎ、餅は切らずに、木槌などで割るのがしきたり。餅から神の力を授かることと、皆で分かち合うことで家族の強い結びつきを願う。

どんど焼き
門松、注連縄(しめなわ)、書き初めなどを持ち寄って皆で焼く火祭り。1月14日の夜か15日の朝に行い、この火で焼いたおもちや団子を食べると邪気払いになるとされる。正月飾りは正月行事が終わる頃には処分して毎年新しくするのが習わし。


暦について/ 季節の言葉、季節の行事
旧暦と新暦二十四節気雑節五節句



 参考文献
「親子のふれあい歳時記」 くもん子ども研究所(編) くもん出版
「暮しに生きる日本のしきたり」 丹野顯(著) 講談社
「現代歳時記」 金子兜太 黒田杏子 夏石番矢(編) 成星出版
「日本人のしきたり」 飯倉晴武(編) 青春出版社
「日本の年中行事百科」 岩井宏實(監) 河出書房新社
「日本人の『言い伝え』ものしり辞典」 矢沢永一(監) 大和出版
「伝えておきたい日本の伝統・季節の慣習」 山蔭基央(著)マネジメント社
「文化としての暦」 佐藤 幸治(著) 創言社
「日本を知る105章」 コロナ・ブックス編集部(編) 平凡社
「草木花歳時記4卷(春、夏、秋、冬)」 八尋洲東(編) 朝日新聞社
「日本の風習」 武光誠(著) 青春出版社
「年中行事を『科学』する」 永田久(著) 日本経済新聞社


<企画・編集・デザイン・撮影> CUA GIA

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