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くらしの歳時記、季節を楽しむ
暦について知る/ 季節の行事、季節の言葉

月と潮のカレンダー
2006
8月 葉月(はづき)Hazuki/August
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8月の満月は9日、新月は24日です
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小潮
八朔
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中潮
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大潮
立秋
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中潮
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中潮
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中潮
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小潮
終戦記念日
月遅れ盆
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旧盆
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中潮
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中潮
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大潮
処暑
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大潮 新月
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中潮
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中潮
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中潮
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小潮
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小潮
   
※潮名は関東地区の潮時データを基にした目安。
地区により異なる。海上保安庁「潮時表」参照。
※月齢は、毎日午後9時における値。丸善「理科年表2006」参照。
満月 満月 半月 半月 半月 新月 新月



くらしの歳時記 季節を楽しむ

人は自然や宇宙と深いつながりがある、
そういう思いの上に作成されてきた、
i−子育てネットの「月と潮のカレンダー」
今年、i−子育てネットからの提案は、
「季節感を楽しむくらし」。

四季折り折り、季節の行事を家族で取り入れ、
昔からのいわれや、こよみの言葉の意味を知り、和の心にふれる。
そういう体験の蓄積は、子どもたちの感性の発達を促し、
将来かならず、豊かな思い出、すてきな原風景となって
子どもたちの心の中に残ることでしょう。
i−子育てネット独自の「くらし歳時記」として、テーマを選りすぐり、
お伝えしたい内容をコンパクトにまとめました。
どうぞ、ご家族全員でお役立て下さい。




季節のギャラリー
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8月

お盆と行事


「盆と正月」というように、お正月と並び重要な行事であるお盆。お盆とは、先祖の霊を家に迎え入れ供養する仏事で、盂蘭盆(うらぼん)ともいわれます。
昔の人は、霊は山から帰ると信じて、霊の道しるべとなるように、裏山で花を摘み仏壇に供えたそうです。これが盆花(ぼんばな)の由来で、今もお盆には、桔梗(ききょう)、みそ萩、女郎花(おみなえし)など山野の花を供えます。
その他、精霊棚(しょうりょうだな)を用意し、野菜でつくった馬なども供えます。お盆の入りの13日の夕方には、迎え火で霊を迎え、15日には親族で霊を供養し、お盆が明ける16日の夕方に、精霊流し(しょうりょうながし)や送り火をして、霊を送り出します。有名な京都の「大文字山の篝火(かがりび)」も送り火のひとつです。
カレンダーに「旧盆」とあるように、もともとは旧暦の7月15日(2006年は8月19日)を中心とした行事ですが、現代では月遅れ盆といい、8月15日を中心に行われています。お盆が終わる頃は、ひぐらし(蜩)が鳴き朝夕も涼しくなって、夏の終わりを感じさせます。


精霊棚…まこも(イネ科の草)を敷いた台の四隅に青竹を立てて、その上部に縄を張り、ほおずきや大豆、ひょうたんなどを吊す。正面に位牌を安置して、野菜でつくった馬、団子や収穫物を供えたもの。

迎え火、送り火…家の門口や墓地、川辺で、麻幹(おがら=麻の茎)を焚いて行う。送り火を発展させた行事に灯籠流しがある。

精霊流し(しょうりょうながし)…供物や灯籠を川や海に流して霊を送ること。有名なものに長崎の「精霊流し」がある。


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ハーブティー療法 / 今月のレシピ



その他の歳時・行事

薪能(たきぎのう)
夜、野外に舞台をつくり、薪の明かりで演じられる能を薪能という。平安時代に、奈良の興福寺(こうふくじ)で行われた薪を奉納する神事を由来とし、その後、室町時代に薪能と呼ばれるようになったという。戦後、能楽振興のために開催された「京都薪能」(1950年)を皮切りに、自治体主催で次第に広まり、現在、夏の風物詩として全国各地で開催されている。 由緒ある寺社や古城を会場に、自然の中、薪の明かりに浮かび上がる「能の幽玄な味わい」は格別で、薪能ブームの由縁となっている。

盆踊り
夏祭りに華やかさを添える盆踊り。本来はお盆の行事で、先祖の霊を供養するために行われた。念仏を唱えて踊る「念仏踊り」がその原型で、盆踊りで有名なものに徳島の「阿波踊り(あわおどり)」などがある。ちなみに、盆踊りで着る浴衣(ゆかた)は、そもそもは入浴時の着物(湯帷子=ゆかたびら)であるが、江戸中期に木綿が普及したこともあり、外出時の略装として広まったとされる。


暦について/ 季節の言葉、季節の行事
旧暦と新暦二十四節気雑節五節句



 参考文献
「親子のふれあい歳時記」 くもん子ども研究所(編) くもん出版
「暮しに生きる日本のしきたり」 丹野顯(著) 講談社
「現代歳時記」 金子兜太 黒田杏子 夏石番矢(編) 成星出版
「日本人のしきたり」 飯倉晴武(編) 青春出版社
「日本の年中行事百科」 岩井宏實(監) 河出書房新社
「日本人の『言い伝え』ものしり辞典」 矢沢永一(監) 大和出版
「伝えておきたい日本の伝統・季節の慣習」 山蔭基央(著)マネジメント社
「文化としての暦」 佐藤 幸治(著) 創言社
「日本を知る105章」 コロナ・ブックス編集部(編) 平凡社
「草木花歳時記4卷(春、夏、秋、冬)」 八尋洲東(編) 朝日新聞社
「日本の風習」 武光誠(著) 青春出版社
「年中行事を『科学』する」 永田久(著) 日本経済新聞社


<企画・編集・デザイン・撮影> CUA GIA

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