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人は自然や宇宙と深いつながりがある、
そういう思いの上に作成されてきた、
i−子育てネットの「月と潮のカレンダー」
今年、i−子育てネットからの提案は、
「季節感を楽しむくらし」。
四季折り折り、季節の行事を家族で取り入れ、
昔からのいわれや、こよみの言葉の意味を知り、和の心にふれる。
そういう体験の蓄積は、子どもたちの感性の発達を促し、
将来かならず、豊かな思い出、すてきな原風景となって
子どもたちの心の中に残ることでしょう。
i−子育てネット独自の「くらし歳時記」として、テーマを選りすぐり、
お伝えしたい内容をコンパクトにまとめました。
どうぞ、ご家族全員でお役立て下さい。
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季節のギャラリー |
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2月
節分の行事
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節分とは、節分かれ(せちわかれ)、季節の変わり目をいい(※)、悪い病や鬼が横行する時とされて、昔から豆まきなど「厄払い」が行われてきました。煎った大豆が福豆とされて、「鬼は外、福は内」と言いながらまいたり、年の数だけ食べると、邪気を払い無病息災ですごせるといわれています。
節分には、赤ちゃんにちなんだ行事もあります。長崎県・最教寺(さいきょうじ)の「子泣き相撲」(こなきずもう)がそれ。
土俵上で赤ちゃん同士を向かい合わせ、先に泣いた方が勝ち。大人たちが赤ちゃんを泣かせようと奮闘する様子もほほえましく、名物行事となっています。
子泣き相撲の由来は、その昔、赤ちゃんの泣き声が悪霊を退けたという言い伝えから。「泣く子は育つ」といいますが、無邪気な赤ん坊の泣き声は悪霊をも追い払うパワーがある、ということかもしれませんね。厳しい冬が終わる頃、節分の行事で邪気を追い、元気を呼び込む。翌日は立春。春はもうそこまで、近づいています。
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節分は雑節のひとつで、本来は、立春・立夏・立秋・立冬の前日のことを
さした(年4回)が、今では立春の前日(2月3日頃)をいう。 |
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